毎月火曜日に高島邸でのフランス語で歌うシャンソンの会を開いてくださっていた高島さんが、5月に急逝されました。84歳になられていました。ウイーンから帰国された2005年ごろに、画家の来住茂樹先生(西脇市岡之山美術館館長だった)のアトリエパーティーで初めてお目にかかりました。来住先生から、「ウイーンからお客が来るので接待して欲しい。」と言われて行ったのが、私の新しい時代の開幕です。
以後高島さんは、私の音楽活動のアドバイザーであったり、国際的、社会的な体験の機会をたくさん与えてくれた方でした。高島さんの周りには、私と同じように繋がった人々が数え切れないほどおられます。フランス語の市原先生、毎回高島邸で一緒に学んだ仲間たち、ウイーン在住の指揮者抜井厚先生、元神戸松方ホール館長の岩田さん、春風コンサートを企画してくださった西神9条の会の皆さん、などなど。高島さんのご紹介で覚えきれないぐらいの人に出会い、ご一緒させていただきました。
マリアハープが出来てからも西神地域の音楽団体のニューイヤーコンサートにゲスト参加し、若い音楽家の活動の支援に加わって来ました。その頃の私は、自身の音楽活動に何か物足らなさを感じていたので、新しい知識と沢山の刺激を受けました。「私は やっぱり平和のために歌いたい。」そんな気持ちを確信できたのも、ここで出会った皆様のお陰だと思うのです。
一時帰国された抜井厚先生と高島夫妻、篠山市のギター工房を訪問。 |
製作中の私の19世紀ギターウイーンタイプを見に、わざわざ篠山市までドライブ。 |
サロン・ド・ソネ北野で抜井先生のクラシックボイストレーニングセミナー 後のウイーンのワインパーティで🍷 |
術後お元気になられた抜井先生のボイストレーニング講座。 小野市のエクラホール、滝野の緑陽館で開催しました。 |
田中清人氏と西神のニューイヤーコンサートにゲスト出演、 ギタリスト松田照晃氏と9条の会春風コンサート出演等など。 |
皆様から教えていただいた事の一つでも、何か世界平和に役立つことを残していきたいと感じた夜でした。
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